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34歳。結婚を真剣に考えないカレを見切るべきか

2014.03.06

プレジデントオンラインに「結婚感」について、
興味深い記事がありましたので、ご紹介させて頂きます。

「カレと付き合って3年、まだ結婚を決意してくれません。
ズバリ、そろそろ見切るべきですか?」
(34歳・ナミエさん?出版社)

■30代前半男性の年収は300万円台が最多

ナミエさんが交際するのは、2歳年下(32歳)のカレ。
同じ出版社に勤務する男性ですが、正社員の彼女に対し、カレはまだ
非正規の身。年収は「300万円ちょっと」だと言います。
ナミエさん自身、カレの年収にはさほどこだわっていません。
なぜなら先日、衝撃の数字を見たから。既にご覧になった方も多いでしょう。

三菱総合研究所が、総務省のデータをもとに、30~34歳の男性の所得分布を
表した図。これによると、30~34歳男性の平均年収で、
最大のボリュームゾーンは「300~399万円」。
97年の500~699万円から、200万円もダウンした計算です。

そう、ナミエさんのカレと同じく「年収300万円台」の
男性(30~34歳)は、4人に1人以上。未婚に限ればさらに多い、
相当なボリュームゾーンです。
ただ、ナミエさんが「できれば」と望むのは、
カレに正社員になってもらうこと。

「私も、フツーに結婚して子どもが欲しい。それを考えると、
35~6歳が子作りギリギリのラインでしょ。万が一、私が
出産後にいまの会社を辞めても、社会保障だけは維持したい。
お金は後々取り戻せても、夫が非正規だと先々キツイので……」

確かにナミエさんの考えも、理解はできます。
いまの社会保障制度は、非正規の男女にとっては冷たい制度。
それも、結婚後は本人だけでなく家族全体に関わってくるから、
女性も出産や育児後の“ゆるキャリシフト(正社員→パートタイマーへなど)”を
考えると「未来の夫は、できれば正社員がいい」と考えやすい。

実際にある調査を見ても、30代男性のうち、正社員の既婚率は29.3%ですが、
非正社員ではわずか5.6%(11年?内閣府「結婚・家族形成に関する調査」)。

非正規の男性が、圧倒的に結婚しにくい様子が分かります。

■非正規社員率は約2割
ところが、そんな非正規社員男性も、いまや少数派ではありません。

図は、男性について年齢別に「非正規」の割合を示しています。
ナミエさんのカレと同じ25~34歳男性の非正規割合は、
いまや“2割弱”にまで達している。未婚者に限れば、
さらにこの割合が増えます。

ナミエさんにも、この図を見てもらいました。
「そうか、現実は厳しいんですね」と多少は納得してくれましたが、
それでもやっぱり譲れない部分があるそう。

「だってカレ、今年こそ『正社員試験』を受けるって言ってくれたんです。
それなのに、いつまで経ってものらりくらり。
勉強してるフシもなくて、いまの状態に満足しちゃってるのかなって」

なるほど、彼女が言う「正社員試験」とは、勤務先の出版社が
年に1回実施する、正社員への登用試験のこと。

ナミエさんとしては、早く年下のカレに試験に合格してもらって、
ホッと安心した気持ちで結婚に踏み出したい。
でもカレは、どうやらその意志がなさそう……。

ならば、そろそろ見切りをつけないと、結婚後の妊娠・出産が危うくなる。
「カレを嫌いじゃないけど、早くどうにかしなきゃ」というのが
彼女のホンネなのでしょう。

ただ、ナミエさんと膝を交えて話すうち、悩みの原因が「正社員になろうと
してくれない」とは別の部分にあることが、徐々にわかってきました。

■結婚を真剣に考えてくれないカレ
それは、正社員云々は差し置いて、カレが“結婚”自体をキチンと
考えてくれそうにないこと。

現在、結婚カップルの初婚年齢は、女性で29.2歳、男性で30.8歳。
32歳のカレは決して「若くはない」のですが、それでも女性ほどは
「早く結婚しなきゃ」とは考えにくい。
以前、私があるビジネス誌で、未婚男性に“結婚適齢期”に関する調査を
したところ、45歳を過ぎても「まだ結婚は早い気がする」との回答が、
続々と出てきました。

やはり女性と違って、出産の期限は意識しにくいから、
一般には「30歳までに」「35歳までに」など、年齢の節目を
「結婚希望年齢」と考えます。

32歳のカレも、たぶん「35歳過ぎに」と、漠然と考えているのでは?
以前、ある男性情報誌の編集長も、次のように教えてくれました。

「僕たちの調査でも、男性の『しっかりしなきゃ』ラインは、
35歳ぐらい。仕事がようやく落ち着いて、自分のペースで
毎日生活できるようにならないと、男性はなかなか結婚まで、
意識がいきにくいんですよ」

とはいえ女性、とくにナミエさんのようにカレより“年上”の
女性にとっては、そこまで待っていると「妊娠できないかも」との
不安もある。

では一体、どうやってカレに「結婚プレッシャー」をかけるのか?

古典的な手法は、おもに次のとおりです。
■「結婚プレッシャー」をかける5つの方法
<古典的な結婚プレッシャー>
◆「そろそろ親に会って欲しいんだけど」と切り出す
◆ カレの親御さんと仲良くなり、間接的に「結婚したら?」と言ってもらう
◆『ゼクシィ』(リクルート)などの結婚情報誌をチラつかせる
◆「結婚してくれないの??なら別れる!」と、二者択一を迫る
◆「だったら私から」と逆プロポーズ

このほか、以前ご紹介した「期間限定商法」も、
飽食の時代に育った20~34歳ぐらいの男性には有効な手段。
上記との合わせ技で、32歳のカレに、
「33歳までに正社員試験を受けてくれないと、
ちょっと結婚は厳しいかな」とか、
「私の次(35歳)の誕生日、家でパーティやるから、
親に会ってくれるよね?」など、具体的な期限を切ってあげると、
カレのほうも「だったら、いまからこうしないと」と焦りが生まれるでしょう。

さらにもう一つ。
実は男性にも“父性”があり、子どもができた際はもちろん、
結婚前でも30代に入ったころから、徐々に刺激されることがわかってきました。

たとえば、男性の「浮気」に関する研究。
米国科学アカデミーが08年に発表した研究報告を見ると、
一部の男性(「promiscuity gene(乱雑遺伝子)」を持つ人など)を除く、
大多数の男性の浮気は、「30歳」でピークを迎える、とのこと。
その後はどんどん減少傾向に転じます。

その間、男性の体内では、男性らしさや攻撃性を象徴する「テストステロン」が
減り、逆に「癒しホルモン」「優しさホルモン」などと呼ばれる
プロラクチンやオキシトシンが増え始める。
これが、「父親になりたい」「妻子を大事にしたい」といった、
父性につながるとされているのです。
複数の学者は、その理由を「職場で、若いころほど攻撃性を発揮する
必要がなくなるから」や、「20代のときほど生殖本能がなくなり、おのずと
『家族を大事にしたい』と思う年齢だから」だといいます。

■男の父性を刺激する方法
では、現在32歳になる、ナミエさんのカレ。

どうアプローチすれば、彼の「父親になりたい」
「妻子を大事にしたい」といった、父性を刺激できるのでしょう?
それはズバリ、「少しずつ甘えてみる」こと。

その手法については、次回以降に詳しくご紹介しましょう。
ひと言だけ先に言うなら、カレに、「いつになったら
結婚してくれるの!?」と圧をかけすぎると、「引く」「コワい」と
男性が怯えてしまうか、
あるいは「うざいよ!」とキレてしまうかもしれない。

前者の場合、プロラクチンやオキシトシンが過度に放出され、
男性が性的欲求を失ったり、悪くするとEDの原因にもなり兼ねない。
他方の後者では、「うざい」などの怒りが男性の闘争心を刺激し、
テストステロン値を上げ、結果的に「エッチ(SEX)の頻度は増えても、
この子と結婚したい、大事にしたいとは考えにくい」となる危険性もある。

逆に、女性に可愛く甘えられ、最終的に「私って、あなたがいないと
ダメみたい」「ずっと一緒にいたいな」と優しく言われたら……。

そこで初めて、父性が激され、「ずっと一緒にいてあげたい」
「一生守ってあげたい」と、カレも結婚を意識し始めるはずなのです。
もちろん、多少の時間はかかります。でも以前お伝えしたとおり、
女性の場合は35歳までに「出逢いの95%が終わっている」ことを考えると、
34歳のナミエさんが、あっさりいまのカレに見切りを付けるのはもったいない。

カレの父性をうまく刺激しながら、結婚への階段を着実に上がってみませんか?

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牛窪 恵
1968年、東京都生まれ。大手出版社勤務ののち、フリーライターとして独立。
2001年、マーケティング会社インフィニティを設立。
定量的なリサーチとインタビュー取材を徹底的に行い、
数々の流行キーワードを世に広める。
『アラフォー独女あるある!図鑑』(扶桑社)など著書を多数執筆する
一方で、雑誌やテレビでも活躍。
10月末『大人が知らない「さとり世代」の消費とホンネ』
(PHP研究所)が発売。12月5日『「バブル女」という日本の資産』(世界文化社)が
発売に。財務省財政制度等審議会専門委員。
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–プレジデントオンライン

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